病院から調剤薬局へと転職される薬剤師さんは多いです。病院ではチーム医療に関わることができ、疾患も深く学べるとあり、新卒の薬剤師さんには人気の就職先です。

ただ、その一方で激務である病院も多く、家に帰るのが22時や23時であり、有給休暇を1日も消化できないなど、労働条件の面では病院より薬局の方が良いです。そのためか3年ほど病院にいて、その後は薬局で働くという方が多いです。

今回は病院から薬局に転職を成功させた埼玉県さいたま市に住む29歳の女性薬剤師の転職事例をご紹介します。

やりがいはあるが労働環境が悪い病院での勤務

この薬剤師さんは高校卒業後、地元の埼玉県の薬科大学に入学しました。大学を卒業してからは地元で住民の評判の高い総合病院に就職します。

1年目は外来、2年目以降は病棟で勤務し、多岐に渡る業務で経験を積みました。3年目以降はガン患者さんと接することが多く、緩和薬物療法認定薬剤師の資格を取得しました。2年前に祖母をガンで亡くしており、より一層がん患者の緩和ケアに携わりたいと思っていたということです。

ただ、仕事にやりがりを感じられていましたが、勤務していた病院はいわゆるブラック病院です。残業は月に60時間以上であり、その大半がサービス残業です。人員不足も重なり、代休や有給休暇はほとんど取ることができませんでした。

この病院に勤務していて結婚する薬剤師さんは戻ってくることはなく、「結婚・出産=退職」という道しか残されていません。結婚をして子どもを持つ薬剤師には過酷な環境だったようです。

忙しく働かれる一方で、プライベートで良いご縁があり、婚約しました。今後、子どもが生まれて育児のことを考えると、この病院で働き続けることは難しいと考え、退職を決意したようです。

ある日、退職に当たって有給休暇の消化の相談を上司にしたときに「辞めるのは勝手だけど、若い子を育てるのがあなたの仕事なのに、それを途中でやめるならば有給休暇の取得は認めない」と話をされました。そのため、「もうこの病院には未練もなくなった」と寂しそうに話していたのが印象的でした。

そして転職の相談を元同僚に話しをしたとき、「ファーネットキャリアという薬剤師の転職サービスを利用するとミスマッチ無く、良いところを紹介してくる」と話をされて、今回私たちにお問合わせ頂きました。

労働環境が良く、資格更新ができる薬局へ

ファーネットキャリアでは転職後のミスマッチを減らすため、求人案件を提案する前にお近くまで伺って薬剤師さんと面談させて頂きます。

今回は埼玉県さいたま市にある自宅近くのカフェで待ち合わせをして話をさせてもらいました。ヒアリングした結果から、最終的に以下のような希望に沿った求人を探すことになりました。

①複数科目を学べ、ベテラン薬剤師さんが多い環境

②残業が月に20時間程度で残業代の支給があること

③代休や有給休暇の取得がしやすいこと

①については、20代とまだ若い薬剤師なので多くの科目を経験していきたいとのことでした。

また、前職の病院は人の入れ替えが激しく、若い薬剤師さんが多くてベテランの薬剤師さんが少なかったそうです。すぐに聞きたいことが聞けないという状況だったので、多くのベテラン薬剤師さんが在籍する環境を望まれておりました。

②③については、前職では長時間の残業とサービス残業が多く、代休や有給休暇の取得がほとんどできなかったので、この条件は強く望んでいました。

上記の条件に加えて、この方の向上心や今後のライフワークのバランスを考えて私は以下の条件も加えて提案しました。

④緩和薬物療法認定薬剤師の資格更新ができる薬局

⑤結婚・出産・育児と仕事が両立できる環境

④については、せっかく頑張って取得した認定薬剤師の資格を調剤薬局でも活かしてもらいたいと考えました。そこで資格更新できる環境が整っている薬局を提案しました。薬局では緩和薬物療法認定薬剤師の更新ができないとあきらめていたようなので、提案できて良かったです。

また、⑤は「子育てに理解がある職場であるかどうか」「産休育休の取得状況」「育休終了後に職場復帰する人の割合」など具体的な数字を確認する提案をしました。

さいたま市の薬局の店舗見学と面接へ

この薬剤師さんの面談報告書を添えて、求人リサーチ専門の部署にリサーチ依頼すると、3つの薬局から面接希望の返事がもらうことができました。
薬剤師さんには1つ1つしっかりと求人を確認してもらい以下の2つの薬局に見学と面接に行ってもらうことになりました。

①関東地方を中心に展開している大手調剤薬局チェーン

②埼玉エリアを中心に展開している準大手調剤薬局チェーン

薬局の見学と面接をすぐに設定して、当日は私も同行をさせて頂きました。薬剤師さんの希望要件を満たす店舗を2日間に分けて見学して、薬局長、勤務している薬剤師から薬局の特徴や業務の流れを伺いました。

さいたま市にある近隣の薬局とのヘルプ体制や、有給休暇の取得のしやすさ、産休・育休の支援制度も聞くことができました。

どちらの薬局も働き方や条件面で大差はなかったのですが、②の薬局には実際に産休から復帰した薬剤師さんが3人在籍していました。自宅からの距離も車で10分と近かったです。

また、病院の規模が県内トップ5の総合病院の門前で患者数が多く、在籍している薬剤師さんも新人薬剤師からベテラン薬剤師まで多数在籍しておりました。

後日、両薬局から内定をもらうことができ、薬剤師さんにお伝えすると「②の薬局にお世話になろうと思います」とのことでした。入社を決定する後押しとなったのは、薬局長が「緩和薬物療法認定薬剤師資格の更新を応援する」と言ってくれたことでした。

また、「結婚後のライフワークバランスを考えて求人を探しており、薬局での資格更新は不可能だと思っていたので、今回、薬局で資格更新の環境が整っておりバックアップしてくれるはありがたかった」とも話してくれました。

病院から薬局へと転職される薬剤師さんは多いですが、病院で取った資格を薬局の勤務で活かしたり、資格を更新できなかったりすることができないと思っている方は多いのではないでしょうか。ただ、薬局によっては「糖尿病療養指導士」や「緩和薬物療法認定薬剤師」の資格更新のバックアップをしてくれるところはあります。

労働環境も整いながら、資格更新もできる薬局は存在します。転職にお悩みの薬剤師さんはお気軽に弊社ファーネットキャリアにご相談下さい。

ファーネットキャリアが最高の転職を実現させます

薬剤師の方々が私たちのような転職エージェント(転職サイト)を利用することによって、「多くの求人から、、希望条件に合う職場を見つけることができる」「職場見学や社風の調査を含め、ミスマッチを事前に防止できる」などを行うことができます。これを自分一人で行うことはできないため、転職エージェントが代わりに行うことは大きな意味があります。

弊社ファーネットキャリアでは薬剤師専門の転職支援を行っていますが、このサービスによって良い職場で働ける薬剤師さんを増やすことが当社の指名です。既にある求人を提示するのではなく、必ず面談を行うことでヒアリングし、その内容を元にしてゼロから求人を作成するなどによって、当社ではミスマッチを極限まで減らすことに成功しています。

転職を行うとき、少しでも不安がある方は弊社ファーネットキャリアのサービスを活用ください。どの職場でダメだった場合であっても、ファーネットキャリアであれば必ず良い転職を実現させます。

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